月曜日, 1月 11, 2010

クロアチア第三代大統領

現地2010年1月10日、クロアチア大統領選挙の決選投票が行われ、社会民主党のイヴォ・ヨシポヴィチ氏が、無所属で現ザグレブ市長のミラン・バンディチ氏を押さえ、時期大統領に決まりました。

先月の選挙よりも投票率は高かったようです。選挙前は、特に外国のメディアでは、教会、保守系、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのクロアチア人の支持を集めたバンディチ氏が盛り返して接戦となるような予想もされていましたが、結果は、ヨシポヴィチ氏は60.26%、バンディチ氏が39.74%を獲得しました。

クロアチアの大統領は、政治的にはそう大きな影響力を持たないので、どちらかというとその人間性や実績などが選挙に勝つためのポイントだ、という見方もありましたが、結局は現政権のヤドランカ・コソル首相へのサポートを表明しているヨシポヴィチ氏が当選しました。
現メシチ大統領の任期は2月までです。

イヴォ・ヨシポヴィチ氏は、法律家と同時にクラシック音楽の作曲家でもあり、私の応援するピアニストの安達朋博も、その作品をたびだび演奏しています。

先週の大雨や雪解けによりクロアチア各地では洪水が起きていて、プリトヴィツェ湖群国立公園などのあるリカ地区では、投票所までモーターボートが出されたりしたそうです。