水曜日, 1月 31, 2007

水について考える

以前こちらでも触れましたが、クロアチアでのミネラルウォーターの商談のための渡欧の前後に「水」について色々教えていただいた、私の師匠である橋本淳司氏が新しく本を出版されました。

『水問題の重要性に気づいていない日本人』というタイトルのこの本は、普段私たちが飲んでいる「水」から酸性雨等の環境問題に至るまで、広く「水」にまつわる話が凝縮されています。
そう言えばコンビニやスーパーで何げなく買って飲んでいるミネラルウォーターがいったいどんな代物なのか、ちゃんと確認したことがありません。もしかしたら「体に良い」と各種メディアを通じて植え付けられているために、無意識のうちに買ってしまっているのかもしれません。

この本を読んだ後は、ミネラルウォーターのラベルの成分表示も気になるようになりますが、食品の賞味期限/消費期限の表示や新聞広告やテレビコマーシャル、世界の環境問題まで、色々な分野に目が行くようになりました。単純に『水』の問題を研究して書いているだけでない点は、さすが師匠!

文中に一カ所だけ「クロアチア」が出てきます。どんな紹介のされ方をしているかは、読んでのお楽しみ!

木曜日, 1月 25, 2007

2007年はマルコポーロの年?

「Homeland of Marco Polo」クロアチア政府観光局の今年のパンフレットのタイトルです。

マルコポーロが、中尊寺の金色堂の話にインスパイアされて、東方見聞録の中で日本を「黄金の国ジパング」として紹介したというのは有名な話です。

クロアチア人は、南ダルマチア地方のアドリア海に浮かぶコルチュラ島をマルコポーロの出身地であると固く信じています。コルチュラ島にはマルコポーロの生家とされる家があり、観光名所となっています。
ブリタニカの百科事典でも、マルコポーロの出身地を「 イタリアのヴェニスまたはヴェニス領ダルマチア(現コルチュラ、クロアチア)としています。

こういった歴史的な背景を受け、マルコポーロのコルチュラと、中尊寺の平泉町との姉妹都市提携を勧める動きもあり、昨年春、コルチュラ町長からの親書を平泉町長宛てにお届けしました。平泉町はその文化遺産のユネスコへの推薦書を昨年末受理されており、世界遺産登録へ向けて着々と進んでいるようです。

美しいアドリア海に浮かぶ歴史あるコルチュラ島に行ってみませんか

日曜日, 1月 14, 2007

クロアチアのスポーツ?

クロアチアでは暖かい日が続き、Splitでは新春恒例のPiciginというスポーツ(?)が行われた、という友人からのメールが来ました。
彼女の説明では、「a sort of volley-ball with people standing in circle and the point is to throw oneself flat, face-down into the water as much as possible」ということで、「何だ、ビーチバレーか?」と思っていましたが、百聞は一見に如かず

どうやら敵も味方も無く「バシャーン」「ワッハッハ」と楽しむ『遊び』のようですが、大会も開催されているようなので、やはり『スポーツ』?何だか楽しそうです。

月曜日, 1月 08, 2007

安達朋博ピアノリサイタル

ザグレブ大学音楽学部でザラフィアンツ氏に師事している安達朋博さんのコンサートに行ってきました。
彼の演奏を聴くのは三度目ですが、クロアチアの著名な女性作曲家Dara Pejačević(1885-1923)のピアノ曲集『花の一生』(ŽIVOT CVIJEĆA, OP.19)は私のお気に入りのひとつに加わりました。

1月13日(土)、今回の帰国リサイタルのフィナーレとして「CROATIAN HOUR」と銘打ち、クロアチアの作曲家の曲を中心に演奏するそうです。
 1月13日(土) 午後7:15(7:00開場)
 スタンウェイ&サンズ ピアノサロン Kleine Wien
 入場料:前売り1,500円 当日2,000円(入場定員が30名と非常に限られています。)
 お問い合わせ:AGRAM MUSIC (agram-music@hotmail.com)